My way blog

東京在住、34歳、ゲイ、徒然と思った事とかを。

11年前の思い出、ジョーとの再会。

どうも!

あれは11年前とかそのぐらい。

2010年頃。

f:id:myway10:20210312090311j:plain

当時は僕は地元の大学生。

東京に住む恋人と、遠距離恋愛中。

その夏、夏休みが丸々3ヶ月くらいあって、東京の恋人の家に住んだ。
もちろん、遊ぶために東京で短期のアルバイトもしたりして。

その時、凄い好きだったストリートブランドがあって。
週2ぐらいでその店に通って、服とか買ったりしてたんだ。

そこで出会ったショップ店員と、すんごく仲良くなって。
当時は珍しいオープンなゲイの人。
だけど、オネエ感も無くて、普通っぽい感じ。
もちろん僕はその人にゲイだとは言ってなくて。

雰囲気的に、オダギリジョーっぽい。
f:id:myway10:20210312085953j:plain


うん、なんとなく。
年齢も1コ上。

一目惚れのような、憧れのような、凄くドキドキしてたのを覚えてる。


ジョーと呼ぼう。



で、ジョーが言ったんだ。

「新宿2丁目とか、たまに行くんだよね」と。


「今度、飲みに連れて行ってくださいよ」

と僕。
 


電話番号が書いてある紙を貰う。
すげー嬉しくて、心が踊った。
そんな人から電話番号を教えてもらえるなんて。






そこで連絡したら良かったのですが、

恋人も居るのに、ゲイって分かってる人と飲みに行くのは浮気になるんじゃないか。もう既に気持ちが浮ついてるのに、飲みに行って、もしそういう展開になったら、絶対にやってしまう!(-.-;)

そんな葛藤の狭間で、連絡はしなかったんだ。
そうして、僕は地元に戻り、連絡先の書いてある紙も無くし、その人と連絡を取る術は無くなり。




そうして、時は経ち2021年現在。
僕も31歳。



もしかしたら、ジョーと2丁目とかでバッタリ会うんじゃないか、とか、あれからどうしてるだろう、なんて、年に2、3回は思い出したかのように考えたりしていた。

どことなく似てる人を見かけた時は、声をかけようかと思ったりも。
そんなこんなで、時間は過ぎ行く。


2021年、3月某日。
なんとなく、YouTubeを見る。
イカップルのYouTubeチャンネルとかあるんだなー とか
ゲイバーのチャンネルとか、色々あってちょっと面白いなぁと思いながら。

(個人的に、ゲイカップルのチャンネルは苦手、商業的な感じと、わざとらしさと、"こういうBLモンが好きなんだろ!?"みたいなのがヒシヒシと伝わるようなチャンネルとか)

飛んで飛んで飛んでいろんなYouTuberを見る。

そうしてあるYouTuberの動画へたどり着く。

その動画は、過去の職歴紹介みたいな動画で
前の職場から貰った寄せ書きとかをプライバシーに反しない程度に紹介していて。

その中に、明らかに僕の好きだったストリートブランドのロゴとか柄とか見えて。
エピソードトークも、まさにそう。


ジ、ジョー!

なんでも新宿2丁目のゲイバーでママをやってるそうな。

居ても立っても居られず、僕はすぐに足を運んだんだ。

そこには特に理由も、言いたいこともあったわけでもなく、ただそこにジョーが居るんだっていう気持ち。

お店のドアを開ける。

「いらっしゃーいませー」
そこには、当時の面影は少しあるも、お太りになられて、キャラ濃いオネェ様になられたジョーが。

ショットで鏡月ジャスミン割りを頼む。


「11年前、よくお店で買い物したり、仲良くさせてもらってたんですけど、覚えてますか?」

そう聞いてみた。

「やだー、なんとなくだけど、覚えてるわよー!あ、それより、一杯頂いていいかしら??」
と。

「お酒で頭溶けちゃってて、もう忘れる事多いわよ、ガハハ」

「なんだか顔つきも大人になったんじゃなーい?」

なんて、本当に覚えてるのか分からないような会話をして帰る。

「はい、じゃあ3000円でーす」とお会計。

11年前に払っていた時のように。



予想以上にオネェになり、予想以上の変貌になり。

11年の月日の残酷さと、重みを知った。

それでも、やっぱりジョーはジョーでした。

やんややんやと賑やかで苦手な感じの店なんで、もう飲みに行ったりする事は無いのですが、11年ぶりの再会ってのは、なんだか良かったなぁと思うわけで。

感動の再会みたいなのを期待してたのは少しあるけど。

それもそれで、ジョーと僕、らしいのかもしれない。


では!


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村