My way blog

東京在住、34歳、ゲイ、徒然と思った事とかを。

「花束みたいな恋をした」の感想、現実。


「花束みたいな恋をした」

今上映中の映画です。

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僕は普段こういう映画、しかも邦画をわざわざ映画館で観ることはほとんど無いんです。

映画館で観るなら、視覚効果ギンギンの洋画とか、映画館でしか味わえない臨場感あるヤツとか、どうせ映画館で観るならやっぱそんぐらい無いとなーとか思ってるので。

ドラマとか邦画はDVDとかで良いかなぁと思ってる派。

まぁまぁ、そんな僕でしたが、
周りの評判に流されて(すぐ流される)
久しぶりに邦画を映画館で観てきました。



■あらすじ


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東京・京王線明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音 やまね 麦 むぎ (菅田将暉)と 八谷 はちや 絹 きぬ (有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。最高峰のスタッフとキャストが贈る、不滅のラブストーリー誕生!
──これはきっと、私たちの物語。

〜公式HPより〜


■感想

めちゃくちゃ良かった。

(笑)

壁ドン、顎クイ、キュンキュンするー!
とか、
主人公が病気で余命わずか!?
とか
大っ嫌いなのに、なぜか気になるあの人!

みたいな、そういうラブコメ要素は無いんです。

ただただ、偶然の出会いからお別れをするまでの2人の話。

その中に、恋愛をした事のある人なら分かる
"そう、それな"感。

10代が観るには早い。
20代後半ぐらいかなー、観て共感できたりするのは。

性別によって、違う解釈になるだろうし、
ゲイの僕からしたら、どっちも気持ちが分かって尚痛い。


心理学の世界において、「類似性の法則」ってのがあって
類似点、共通点が多い相手を好きになる事が多いんだとか。

さすがに、この映画みたいな運命みたいな事は無いかもしれないけども。

僕が前に付き合ってた人。
初対面で、僕の好きなマイナーな映画を相手も知ってて、
見てた海外ドラマも一緒で
好きな音楽も一緒だった人が居て。

すぐ好きになったなぁ。

でも、時間の経過とともにいろんな事が変わっていく。
環境も、自分も、相手も。

その中で、相手に合わせる事もしなかったし、相手も合わせなかった。

そういう歪みみたいな所からどんどん離れていったんだよなぁ。

なんて、過去の恋愛を思い出す。

そして、作中にもあるんだけど、


始まりは、終わりの始まり。


まさに。  刺さる。

多分、みんなが、みんなの"あの時"を思い出すんじゃないかなぁと思うわけで。


ちくしょう、古傷が痛むぜ。

観た後、観た人と凄く話がしたくなる。恋愛を。

こんな映画、久しぶりだったなぁ。
そりゃ、評判が良いわけで。

もしお時間あれば、是非是非。


というわけで、ではでは。






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