恋の終わりは、意外と静かだし、いつも人を優しくする。
まさしくそう。
こと、wayです。
久しぶりに恋愛の話です。
あれはまだ暑い夏の日。
そいつとは友達に誘われて嫌々行ったBBQで知り合った。
そいつは、なんか中尾明慶に似てたんだよなぁ。
中尾くんと呼ぼう。
歳は２つ下。
凄く感じの良いやつだったけど、
ゲイの友達もたくさん居て、BBQの中心人物みたいな感じ。
"あー、苦手なタイプだ。"
そう思っていた。
一応LINEとインスタを交換。
それからは、インスタで他愛もないやり取り。
そして1ヶ月過ぎて。
中尾「良ければ2人で飲まないすか？映画も趣味合うし」と連絡が。
断る理由もなく承諾。
そうして2人で飲んだ。
苦手だった事は忘れるぐらい、すげー話が合う。
好きな映画も、音楽も、感覚が、似ている。
お店1軒目では足りなくて、飲みながらめっちゃ話した。
それでも話し足りないぐらい。
"あれ、この感じ。好きかもしれない"
そして、中尾の家でお互いオススメの映画を観たりした。
一緒に寝たけど、キスしかしていないはず。
そういうのは大事にしたいから。
何回か会って、イチャイチャもしたり。
お互いに「好き」だとか話して、ゆっくりと付き合う方向で進んでいってると思っていたんだ。
ただ中尾は忙しい。
休みも合わず、あんまり会えなかったりしたけど、それでも良かったんだ。
そして事件が起きる。
連絡不精な俺。
それでも、「おはよう」と「仕事終わったー」とか「おやすみ」とか、出来る限り連絡はしてた。
でも、ふと思った。
"あんまり連絡するのも嫌かなぁ"と。
そして聞いてみた。
その答えが
「そう聞かれるのが嫌だ。
嫌なら嫌って言うって言ってるじゃん」
少しだけ、少しだけ冷めた自分がいたなぁ。
そこから、俺の仕事も急に忙しくなって、
それで飲み会もあって。。
こっちから連絡しない日が1日あったんだけど、中尾からも連絡が無いんだ。
あれ、俺から連絡しなかったら、中尾からも連絡ないのか。
そういえば、連絡っていつも俺からだったな。
でも、俺はそれを追う事はしない。
そっか、、これで終わりなんだなぁ。
どうやら、そういう事らしい。
そうして、ひと夏のアバンチュールみたいな恋が終わったんだ。
また、こういう終わりなんだよなぁ。
本気になりかけたところで、終わる。
どうやら、そういう星らしい。
呪われてる？！
と、まぁ。
少しだけ落ち込んだりも恨んだりもして。
中尾は悪くないし、きっと、俺も悪くない。
ただ、縁が無かった、だけ。
また恋愛が遠ざかる音がした、だけ。
そして、本当に、恋の終わりは意外と静か。
と、お後が宜しいようで。
では！
追記。
やっぱり、中尾の名前も「K」
なんなん、このジンクスみたいなの。(笑)
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